ヴィクトリアマイル(G1)をデータで分析

ヴィクトリアマイル予想ポイント(2022.5.13 更新)

レースの特徴

2020年にアーモンドアイ、2021年にはグランアレグリアと競馬史に名を刻むような牝馬が勝利したので近年は配当的には固く収まっていますが、2015年に2000万馬券が飛び出したことにより荒れる印象が強いレースでもあります。

また、前年複勝圏に入った馬の活躍が目立つリピーターレースにもなっています。過去10年の間だけでも

  • ホエールキャプチャ
  • ヴィルシーナ
  • ストレイトガール
  • ジュールポレール
  • ノームコア

の5頭が該当しています。このことからコース適正が重要と考えられますので、前年複勝圏内に入った馬には注目したいところです。

コース形態

          ヴィクトリアマイル開催コース

スタートは向上面右奥から始まり、第3コーナーまでの直線距離は約542mとなっています。第3コーナー、第4コーナーの2つのコーナーを通過するだけのワンターンのコースであるため、ストライドの大きい馬でも走りやすいコースといえそうです。小回りコースで結果が出ていない馬には注意したいところでしょう。

第3コーナー手前で緩い上り坂となり、第4コーナーにかけては下り坂。最終直線の距離は525.9mと長く途中から高低差2.1mのなだらかな上り坂があることが特徴で、スピード、スタミナが共に問われるコースです。

ヴィクトリアマイルの各種データ

2012年からの複勝圏に入った馬データを参考

有利な枠

2枠 8枠

※ただし8枠については16番が3回、18番が2回に対して17番枠は0回。

活躍している産駒の父馬

ディープインパクト産駒が多く活躍おり、2012年からのデータでは30頭中14頭が複勝圏に入っていて突出した数字となっています。

2021年に至っては、複勝圏の3頭すべてがディープインパクト産駒。

ディープインパクト産駒が出走するときは注目しましょう。

活躍している父系統

毎年サンデーサイレンス系が複勝圏に絡んでいます。サンデーサイレンス系の父を持つ馬から予想を組み立てるとよさそうです。

馬体重

複勝圏に入った馬の最大馬体重は530kg、最小馬体重は422kg。

馬体重の前走比

前走からの馬体重増減の最大比は+12Kg、最小比はー12Kg。

年齢

4歳が44%、5歳が43%でほとんどを占めています。

前走出走レース

次の重賞から参戦してくる馬が好成績を上げています。

  • 阪神牝馬ステークス組 13回
  • 中山牝馬ステークス組 4回
  • 大阪杯組(G2時代を含む) 4回
  • 高松宮記念組 3回
  • 福島牝馬ステークス組 3回

前走阪神牝馬ステークスを使っていた馬が30頭中13頭複勝圏と脅威的な数字となっています。大きく荒れた2015年以外は複勝圏に入っているので、データ的には阪神牝馬ステークス組を軸に予想を組み立てると的中率が上がりそうです。

有利な脚質

各コーナーを2、3番手で通過した先行馬及び、中団7番手から13番手辺りを通過した差し馬が好成績。各コーナーで15番手以降の馬は複勝圏内に入っていないので、追い込み馬には厳しいレースとなっています。

所属

関東で開催されるレースですが、関西馬が63%、関東馬が37%で関西馬が有利な傾向があります。2016年から2018年に至っては複勝圏全てを関西馬が占めています。

ヴィクトリアマイルのデータまとめ

ヴィクトリアマイルのデータをまとめると

  • 有利な枠は内枠(2枠)と外枠(8枠)
  • ディープインパクト産駒は出走するのであれば抑えたい
  • サンデーサイレンス系を中心に
  • 前走阪神牝馬ステークス組は特に抑えたい
  • 先行馬と中段待機の差し馬から馬券を組み立てたい
  • 関西馬が有利
  • 年齢は4歳と5歳馬から

以上のことを参考に馬券予想の参考にしてみて下さい。

 

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