【心房細動って何か症状が重そう…】
競馬で予想をしていると稀にですが心房細動という言葉がインターネットや新聞記事で目にすることがあります。心臓の病気であるとはなんとなく想像がつきますが、レースのクラスによっては症状の重さまで書かれていないこともしばしば。
実際に心房細動を発症した馬は、競争中止か最下位でレースを終えることが多く、
- 病気のあとだしなんか買い目に入れづらいな
- 人気が下がっているし買ったほうがいいのかな?
- そもそもどんな症状なの?
と悩むことはありませんか?
【影響が少ないことが多い】
過去の事例から見て、心房細動が競争能力に大きく影響することは少ないです。
なぜなら心房細動を発症した馬が次走では何事もなく走っている馬がほとんど。
最近私が見た心房細動明けの馬のインタビュー記事でも、「いつもと同じ競馬をしてくれたし影響はまったくなかった」と調教助手が語っています。稀にレースとは関係なく発症し治療中に予後不良になってしまうこともあるようですが少ない事例でしょう。
むしろ買い目に入れることで高配当を期待することができます。
私自身が体験した一般レースでも、心房細動後の人気薄の馬が馬券に絡んだことを何度か見ています。
なぜ心房細動後の馬は買いなのか?ここではその理由を書いていきます。
この記事を読むと心房細動後の馬がなぜ買いなのか分かっていただけると思います。
【条件が揃えば買い】
結論としては、心房細動を発症したレースで人気上位だった馬が次走で低人気な場合に買い目に入れることがお勧めです。
【心房細動とは】
そもそも心房細動とはどういう症状なのでしょう。
心臓発作の一種で、心臓が痙攣してうまく動かなくなってしまう症状のことです。
健康な馬でも突然発症してしまう為、もともと心臓に疾患でもない限り発症を予測することはできません。
発症しても症状は一時的なことがほとんどです。
心房細動になった馬が次走では何事もなくレースをしています。
【発症事例】
発症事例として、近年ではG1馬であるハービンジャー産駒のブラストワンピースが有馬記念で心房細動を発症し競争中止しています。次走の鳴尾記念(G3)では人気より上位に来て馬券内に入っています。(5番人気 3着)
その他では重賞馬でステイゴールド産駒のステイフーリッシュも札幌記念(G2)で発症しています。発症後も大崩れすることはなく、半年後にはサウジアラビアの重賞(レッドシーターフH)を勝利しています。
自身が経験した事例では2021年の恵那特別という2勝クラスのレースで、オルフェーブル産駒のクーファピーカブーという馬の例です。
2走前 2番人気で6着
↓
1走前 5番人気で心房細動発症のため16着
↓
恵那特別 11番人気で2着
という結果。
クーファピーカブーはその後のレースでも連続で勝利しており、実力馬が心房細動により人気が低くなった事例です。
【心房細動発症後の馬を買いの理由】
心房細動後の馬が買いの理由として
- 一過性の症状である
- 症状によりレースで全力を出し切っていないので次走へのダメージが少ない
- 大敗や競争中止の後は人気が下がることが多い
- 人気が下がる傾向があるので、本来の実力より高配当が期待できる
以上のことが挙げられます。
故障や疾病による競争中止明けは負の心理が働いて買いづらいもの。買い目から外してしまいがちです。
馬柱だけを見て予想をしている人は、そもそもレースで最下位になった原因が心房細動と知らない人もいるでしょう。
そのようなが事柄が競争馬の実力よりオッズが高くなりやすい理由ではないでしょうか。
心房細動を起こした次走は買いという新聞記事も過去に見たことがあります。
もちろん心房細動を発症したからと言って競走馬としての能力が上がるわけではありません。全ての馬に当てはまるわけではなく凡走してしまう馬もいるでしょう。
心房細動を発症した馬が買いな理由は、症状によるマイナス要素より、配当によるのプラス要素の方が大きいというところからです。
必ず馬券になるという意味ではありませんのでご了承を。
【まとめ】
以上のことから
心房細動を発症したレースで人気があり、次走人気が下がっている場合は買い
と言えるでしょう。
なお心房細動を発症したレースで低人気だった馬は、症状の有無関係なく競争能力が低いことが多いので買い目に入れるのはお勧めできません。
心房細動を起こした次走は買いという格言も、こういったところからきているのではないでしょうか。皆さんもぜひ予想の参考にしてみてください。
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