前回「外国産種牡馬考察 ダイヤルドイン」で紹介したダイヤルドインの産駒ニルアドミラリが、2021年7月17日(土曜日)の福島第3レースの3歳未勝利戦で勝ち上がってくれました。
未勝利戦とはいえ紹介した種牡馬の産駒が勝ち上がってくれるとなんか嬉しいですね。これからもほかのダイヤルドイン産駒共々活躍してくれることを願っております。
さて今回は、2021年7月18日(日曜日)の小倉第8レースに出走したジュストコルの父シャラーについて気になったので調べてみました。
生産地
アイルランド
供用開始
2017年
戦績
8戦6勝 短距離
主な勝ち鞍
ミドルパークS (英G1)
モルニ賞 (仏G1)
リッチモンドS (英G2)
ジュライS (英G2)
ベンゴーS (英G3)
血統
父 Invincible Spirit 父父 Green Desert(グリーンデザート系)
母 Ghurra(ダンジグ系)
シャラーはアイルランドで生まれイギリスとフランスで活躍した競走馬です。現役時代に初戦こそ敗れましたが、2歳戦でミドルパークSとモルニ賞の2つのG1を含む5連勝しています。
モルニ賞はフランスの1200mのG1で、海外で供用されている日本で活躍したハットトリックの産駒、ダビルシムも制しているG1レースです。シャラーはその活躍から2015年のアイルランドの最優秀2歳牡馬にも選出されています。
3歳時には故障もあり2戦しかしていません。休み明けのベンゴーS(G3)を勝利後、英チャンピオンスプリントS(G1)で1番人気に支持されていますが10着に敗れ、そのまま引退しています。
シャラーに騎乗したランフランコ・デットーリ騎手が「今まで乗った2歳馬の中で最速」と言っていたほどのスピードを持っていたようです。様々な名馬に跨ってきたデットーリが言うんですから相当の能力の持ち主だったのでしょう。
父が短距離で活躍馬を輩出しているインヴィンシブルスピリットということもあり、8戦全てスプリントを走らせています。個人的には一度でいいからマイル戦も走らせてほしかったですね。
産駒はまだ今年の2歳馬が2年目の産駒となるため代表産駒はまだいないようですが、2013年と2014年の凱旋門賞を連覇したトレヴとも交配されており、とても期待されているように伺えます。オーストラリアでもシャトル供用されており、これから海外でも産駒をみることが出来そうですね。
日本で走っている産駒はジュストコルを含めて4頭います(うち1頭は登録抹消)。シャラーは2歳の短距離で活躍したので、産駒も仕上がりの早い短距離で活躍する産駒が期待できそうです。できれば古馬になってもスプリンターズSや高松宮記念を目指すことのできる産駒が輩出されるとよいですね。
個人的に馬券を予想するうえで、2歳戦や3歳戦の短距離でシャラー産駒が出走する時は進んで狙っていきたいですね。
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