NHKマイルカップ予想ポイント(2022.5.4 更新)
レースの特徴
創設初期はマル外ダービーとも言われ、外国産の持ち込み馬が多く優勝していましたが、近年はサンデーサイレンス系種牡馬の活躍もあり内国産馬の活躍が多くなっています。2001年のクロフネ以来マル外は久しく勝っていませんでしたが、2021年にクロフネ以来20年ぶりにマル外としてキングマン産駒のシュネルマイスターが勝利しています。
3歳限定戦なので18頭のフルゲートになることが多く、エルコンドルパサーが優勝した1998年のみが17頭だっただけで、あとの年は全てフルゲートとなっています。
レースは固く収まることよりも荒れる傾向が強く、毎年予想が困難なレースです。配当も3連単で10万を超えることも多く、2007年には17番人気のピンクカメオが優勝し2着に1番人気のローレルゲレイロが入ったにも関わらず、3着にも18番人気のムラマサノヨートーが入ったことで3連単で973万馬券が飛び出しています。
コース形態
スタートは向上面右奥から始まり、第3コーナーまでの直線距離は約542mとなっています。第3コーナー、第4コーナーの2つのコーナーを通過するだけのワンターンのコースであるため、ストライドの大きい馬でも走りやすいコースといえそうです。小回りコースで結果が出ていない馬には注意したいところでしょう。
第3コーナー手前で緩い上り坂となり、第4コーナーにかけては下り坂。最終直線の距離は525.9mと長く途中から高低差2.1mのなだらかな上り坂があることが特徴で、スピード、スタミナが共に問われるコースです。
NHKマイルカップの各種データ
2012年からの複勝圏に入った馬のデータを参考
有利な枠
5枠 6枠 8枠
特に17番は4回と最多で複勝圏に入っています。
活躍している産駒の父馬
ダイワメジャー産駒が多く活躍おり、2012年からのデータでは6頭が複勝圏に入っています。
ダイワメジャーがマイル血統の種牡馬なので、ダービーに向かわずマイルの当レースに参戦する産駒が多いのも理由のひとつでしょう。ダイワメジャー産駒が出走してきたときは注目したいところです。
活躍している父系統
現在の日本の競走馬はサンデーサイレンス系が多く占めているが、NHKマイルカップでは半数近くが他系統で健闘をみせています。
サンデーサイレンス系以外の系統も抑えておくと良いでしょう。
馬体重
複勝圏に入った馬の最大馬体重は516kg、最小馬体重は428kg。
馬体重の前走比
前走からの馬体重増減の最大比は+8Kg、最小比はー10Kg。
性別
牡馬が77%、牝馬が23%の割合を占めています。牝馬の活躍が目立つが斤量が、牡馬と比べて2Kg少ないのも有利なポイントです。
桜花賞から参戦する馬が特に活躍しているので注目です。
前走出走レース
次の重賞から参戦してくる馬が好成績を上げています。
- ニュージーランドトロフィー組 5回
- 皐月賞組 4回
- 桜花賞組 4回
- アーリントンカップ組 4回
- ファルコンS組 3回
ニュージーランドトロフィー組が最多で複勝圏に入っています。G1からの参戦組も好成績を残しているので狙い目です。
有利な脚質
過去のNHKマイルカップのレースで第3、第4コーナーで1番手、2番手につけている馬が合わせて29%複勝圏に入っており逃げが有利と伺えます。
9番手から12番手の中段から差してくる馬も合わせて30%と好成績。
所属
関東で開催されるレースですが、関西馬が60%、関東馬が40%で僅かに関西馬が有利な傾向があります。
ただ複勝圏に三頭とも関西馬というレースもあれば、三頭とも関東馬という偏りが年によってあるので、関西馬が有利と見ずフラットに見る方が良いかもしれません。
NHKマイルカップのデータまとめ
NHKマイルカップのデータをまとめると
- 有利な枠は外枠(8枠)と中枠(5枠、6枠)
- ダイワメジャー産駒は出走するのであれば抑えたい
- サンデーサイレンス系以外の他系統からも狙いたい
- 牝馬、特に桜花賞組は注目
- 逃げを中心とした先行馬と中段待機の差し馬から馬券を組み立てたい
- やや関西馬が有利だが予想としてはフラットに見たい
以上のことを参考に馬券予想の参考にしてみて下さい。
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